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突然の

ひだまり学園でご一緒していたヒジリくんとオリオンのSSです。

以下から



「あ。雨だ」

本屋の店先にて、突然の雨。予報では雨が降るなんて一言も言っていなかった。それなのに、雨。

「どうしよう。本が濡れるかも……」

店先で雨宿りするヒジリ。少しだけ、顔を出し空を眺める。一面真っ黒な雲で、青空ひとつない。道行く人は皆、タオルやカバンを頭の上に乗せて走っている。

「雨、すぐやむかな……」

段々と強くなる雨。濡れないように少しだけ奥へと入る。夕立だろうとは思うが、まだやむ気配はない。

「ヒジリー!」

ついてない。と、とため息をつくヒジリ。が、その声が聞こえた瞬間勢いよく顔を上げる。目を凝らし、声の主を探す。

「オリオンちゃん!」

思わず、ぱっと笑顔になった。

「やーっぱり傘、持ってなかったな」
オリオンは雨宿りをしているヒジリの前まで走ってきて笑った。その手には傘をさしている。

「ほら、はいれよ。一緒に帰ろうぜ」
「わっ!?」

ヒジリの腕をぐいとひっぱり、さしている傘の中に入れるオリオン。距離が近くなり、ヒジリはオリオンの横顔を見た。その顔は笑っていて、何だか楽しそう。

「オリオンちゃん、もしかして迎えに来てくれたの……?」

おずおずと問うヒジリ。こうして一緒に歩いているだけでも嬉しいのに、もしそうなら……。考えただけでも思わず顔が緩みそうになる。

「そうだよ。折角の休みだしさ。お前と遊びたかったんだ」
「え?」

いつもの笑顔で笑うオリオン。ヒジリは嬉しくて抱きつきたい気持ちを抑えた。今抱きついたら、濡れてしまうかもしれない。だから、ヒジリは特別な笑顔で笑った。

「ありがとう、オリオンちゃん」

こうして一緒にいられるのなら突然の雨も悪くない。そう思って。

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