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小ネタをどん!

秋竹さんさん、ピュアピュアな話です。

今日は、1日LINE漫画読んでた!


では、下記から、どうぞ!





  中学1年生の時、有人にある変化が起きた。唯一、名前で呼んでいた幼馴染のことを、名前で呼べなくなっていたのだ。 


(おかしい、今までこんなことなかったのに……)


  いつもは本を読んでいる時間。本は手に持っているが、内容が全然頭に入らない。いつものように、本の世界に集中できない。


(あ、あの子が、あんなこと、言うからだ。それに……)


  先程、有人は、その幼馴染に告白をされた。「ずっと、好きだった。付き合ってください」と。最近、よく馬と触れ合っているなと思って見ていたら、どうやらそう言うことだったらしい。有人は、特に断る理由もなく、大切な子だったので、快くOKしたのだが、問題はそのあとだ。あの子が、手を繋ぎたいと言ってきた。手なんて、小さい頃によく繋いでいた。有人が、おかしくなったのは、それからだ。あの子の、名前を急に呼べなくなり、顔すら見られなくなった。目が合い、笑いかけられる。それだけで、顔が熱くなった。


「うわぁあああ……」


  そんな自分を思い出し、有人は自室で何とも言えない声を出した。恥ずかしさのあまり、本を持ったまま、部屋の中をごろごろと転がる。ぽわんと、あの子のことを思いうかべれば、再びよくわからない声をあげた。そんなことを繰り返していたら、妹がイライラした様子でドアを開けはなち、腹を思い切り蹴られた。有人は、静かになった。

「てな、感じのことがあったのは、知られたくないなぁ」


  ポストに投函されていたハガキ。アメリカから送られてきたものだ。秋竹は、ハガキを見てそうぼやいた。どうやら、あの子は元気でやっているらしい。


「とりあえず、有馬くんと太宰くんが来るまでにこのハガキはしまっておこう。絶対何か聞かれる」


  これから、焼肉だ。有馬が、いい肉を焼いてくれるらしい。肉は、来る前に有馬と太宰が買い物をしてくることになっている。仕舞う前に、もう一度ハガキを見る。


「僕は、君のことが好きだよ。ーーー」


  誰もいない今なら、と思ったが、あの時と同じく名前を呼ぶことが出来なかった。ずっとそばにいてくれた、大切で大好きなあの子の名前を。


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